Vision
風景から建築を考える
何かこれまでの「建築」という枠組みでは捉えきれなかった、広がりのある世界を想像している。
風景は、一般的には landscape と訳されるが、Ingold(1992) によれば、風景は、「土地 land」でもなく、「自然 nature」でもなく、「空間space」でもない。
風景は、あらゆるものが生きるという行為そのものから刻々と生まれ出るもので、時間軸を伴い、変化し続けている状態だとする。
建築も、人も、木々やそれらの根ざす大地も、あらゆるものが生の運動の中に漂っている。
こうした「風景」のもつ、変化の「かたち」をとらえられないだろうか。
建築を、単体で完結したものではなく、さまざまな要素と関係づけられたものとして設計することで、ちいさな建築が、おおきな風景をつくるようになるのではないかと、日々、考えている。
Team
小松大祐
Daisuke Komatsu
一級建築士
大島 碧
Midori Oshima
工学博士
1987 東京都に生まれる
2009 慶應義塾大学理工学部
システムデザイン工学科 卒業
2013 慶應義塾大学理工学研究科
開放環境科学科 修了
2013-2018 (株)隈研吾建築都市設計事務所 主任技師
2018 (株)風景研究所 共同設立
2019 慶應義塾大学 理工学研究科 非常勤講師
1987 神奈川県に生まれる
2010 東京藝術大学美術学部 建築科卒業
2012-2013 ミラノ工科大学 建築社会学科
2014 東京藝術大学美術研究科建築専攻 修士課程卒業
2014-2016 (株)隈研吾建築都市設計事務所
2016 東京大学工学系研究科 建築学専攻
川添研究室 博士後期課程
2018 (株)風景研究所 共同設立
2018-2021 東京藝術大学美術学部建築科 教育研究助手
2020 東京大学 工学博士学位取得
2020-2021 京都芸術大学 非常勤講師
2021 東洋大学 非常勤講師
湘南工科大学 非常勤講師
2022 湘南工科大学 特任講師
2023 湘南工科大学 特任准教授
Award
2024/10 神奈川建築コンクール 住宅部門 優秀賞 (多重の家)
2024/10 グッドデザイン賞 (多重の家、富士の裾庭)
2024/10 日本建築士連合会作品賞 奨励賞(多重の家)
2024/9 日本空間デザイン賞 審査員特別賞(湘南工科大学付属高校新図書館)
2024/3 JIA関東甲信越支部 住宅部会 会長賞 (多重の家)
2023/8 第24回 日本・フランス現代美術世界展 建築部門優秀賞(多重の家)
2023/6 Under 35 Architects Exhibition 2023 選出
Publication
2024 渡辺篤史の建物たん訪(テレビ朝日)11月1日放送、朝日新聞(10月5日)、となりのすごい家(BSテレ東)10月4日放送、
モダンリビングNo.275 「次世代の建築家」、新建築住宅特集 7月号(多重の家)、
新建築12月号(湘南工科大学付属高校図書館)
2023 KJ 10月号 (富士の裾庭)
Under 35 Architect Exhibition